軍艦島ツアーは午前と午後のどちらがおすすめなのか、実際の上陸データと各ツアー会社の特徴から詳しく解説します。
上陸成功率のデータや各時間帯の特徴を、長崎市の規定や気象条件とともに分析。
当記事を読めば、目的や予定に合わせた最適なツアー時間帯の選び方を知ることができますよ!
- 午前と午後の上陸成功率を比較して、確実に上陸できる時間帯を選べる
- 波や天候の基準値を把握して、上陸可能性の高い日を見極められる
- 4つのツアー会社の特徴と料金を比較して、予算に合った選択ができる
- 船酔い対策と写真スポットを事前に知って、快適に思い出作りができる
- 上陸禁止時の代替プランと返金制度を理解して、安心して予約できる
軍艦島ツアーは午前と午後どっち?上陸率で比較
午前と午後の上陸確率の違い
軍艦島への上陸確率は、午前と午後で差があることが分かっています。
データを見ると、午前の上陸率は平均80%以上を記録していました。
- 午前便の上陸率:約80%以上(2021年3月以前)
- 午後便の上陸率:約70%(2021年3月以前)
- 現在の全体上陸率:約60%(2021年4月以降)
特に春や秋の午前中は天候が安定していることが多く、上陸成功率が高くなる傾向にあります。
その理由は、以下の2つです。
- 午前中は風が穏やかなことが多い
- 波の高さも比較的低めに保たれている
一方で午後になると、風が強くなり波が高くなりやすいため、上陸率はやや下がってしまいます。
ただし、2021年4月からは長崎市の条例が厳格化されました。
波の高さが50cmを超えると上陸できないという新しい基準が設けられたのです。
この変更により、現在では午前・午後とも上陸率は約60%程度となっています。
季節や天候に関係なく、基準値を超えると上陸できないためです。
上陸を確実にしたい場合は、午前便の予約をおすすめします。
天候が安定している時間帯なので、より安全に楽しむことができるでしょう。
| 会社名 | 午前便出発 | 午後便出発 | 所要時間 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| やまさ海運 | 9:00 | 13:00 | 2時間30分 | 最大船型で安定 |
| 高島海上交通 | 9:10 | 14:00 | 3時間10分 | 高島にも寄港 |
| シーマン商会 | 10:30 | 13:40 | 2時間30分 | 記念品付き |
| 軍艦島コンシェルジュ | 10:30 | 13:40 | 2時間45分 | VR体験付き |
天候と波の高さによる影響
軍艦島への上陸は、天候条件によって大きく左右されます。
長崎市の規定では、以下の基準で上陸の可否が判断されています。
- 風速が秒速5メートルを超える場合
- 波の高さが0.5メートルを超える場合
- 視界が500メートル以下の場合
特に夏場は南風の影響で波が高くなりやすく、上陸率が下がる傾向にあります。
実際の記録では、今年の夏には40メートルもの波が観測されたこともあったそうです。
台風シーズンも要注意。
台風の通過後は、数日間にわたって上陸禁止となることがあります。
例えば2023年の6月には、台風の影響で12日間も上陸禁止になりました。
一方で、4月から6月、9月から11月は比較的安定した天候が続きます。
この時期は波も穏やかで、上陸できる確率が高くなっています。
気象条件は刻々と変化するため、上陸の可否は当日にならないとわかりません。
天気予報をこまめにチェックし、余裕を持った旅程を組むことをおすすめします。
上陸できない場合の対応策
上陸できない場合でも、各ツアー会社では代替プランを用意しています。
せっかくの旅行を無駄にしないための対応策をご紹介しましょう。
- 上陸不可の場合は周遊クルーズに変更
- 施設使用料は返金対応あり
- デジタルミュージアムで体験可能
上陸できない場合は、通常「周遊クルーズ」に切り替わります。
船で島の周りをゆっくり一周するので、様々な角度から軍艦島を見学できます。
多くの会社では、右回りと左回りの両方で周遊してくれるため、全ての乗客が良い写真を撮れるよう工夫されています。
また、軍艦島デジタルミュージアムでは、VR技術を使って島内の見学ができます。
実際の上陸では立ち入れない場所まで見られるのが特徴。
特に軍艦島コンシェルジュのツアーでは、ミュージアムの入場券付きなので、上陸できなくても軍艦島の歴史や当時の暮らしを詳しく知ることができます。
料金面では、上陸できなかった場合は施設使用料が返金されます。
また、会社によって異なりますが、乗船料の一部が返金されるケースもあるようです。
万が一の場合に備えて、2日程度の余裕を持った旅程を組むことをおすすめします。
2回目のチャンスがあれば、上陸できる可能性も高まりますよ。
季節別の上陸成功率
軍艦島への上陸は季節によって成功率が大きく変わってきます。
過去のデータを見ながら、季節ごとの特徴を確認していきましょう。
- 春(4~6月):上陸率が高い
- 夏(7~8月):台風の影響に注意
- 秋(9~11月):安定した天候
- 冬(12~2月):強風で上陸率低下
4月から6月の春は、最も上陸率の高い季節です。
風も穏やかで、波も比較的落ち着いています。
実際のデータでも、5月は上陸率90%以上を記録することも。
夏場は気温が高く、南風の影響で波が高くなりやすい傾向があります。
特に7月から9月は台風シーズンで、上陸禁止になることも。
2023年の8月には、台風の影響で9日間も上陸禁止になったケースもありました。
9月下旬から11月の秋は、再び上陸率が上がってきます。
台風シーズンを過ぎて天候が安定し、気温も快適なため、観光にはぴったりの時期となっています。
冬は強風の日が多く、波も高くなりやすいため、上陸率は下がってしまいます。
12月から2月は特に注意が必要です。
ベストな時期は4月~6月、もしくは9月下旬~11月。
この時期なら、上陸できる確率も高く、快適に観光を楽しめるでしょう。
船酔い対策のポイント
軍艦島クルーズは片道約45分の船旅が必要です。
船酔いが心配な方のために、効果的な対策をご紹介しましょう。
- 寝不足での参加は避ける
- 空腹での乗船は厳禁
- 締め付けの強い服装は控える
- 酔い止め薬は出発30分前に服用
午後便の方が船酔い対策には有利です。
朝はゆっくり起きられるので寝不足を防げ、出発前にしっかり食事を取ることもできます。
空腹状態は船酔いを引き起こしやすいため、これは重要なポイントとなります。
船内では、なるべく揺れの少ない席を選びましょう。
船の中央付近の席が最も揺れが少なく、窓際からの景色も楽しめます。
軍艦島コンシェルジュのツアーでは、揺れの少ない2階中央席を「プレミアムシート」として用意しています。
また、各社の船の大きさも違います。
大型船の方が揺れが少ないため、船酔いが心配な方は97トン級の大型船を持つやまさ海運がおすすめです。
船内には酔い止め薬の販売はないため、必ず事前に準備しましょう。
安全で快適なクルーズを楽しむために、これらの対策を忘れずに。
| 対策の種類 | 午前便 | 午後便 | 重要度 |
|---|---|---|---|
| 睡眠 | 早めの就寝必須 | 通常通りでOK | ★★★ |
| 食事 | 軽めの朝食 | 普通の昼食 | ★★★ |
| 酔い止め | 出発30分前 | 出発30分前 | ★★★ |
| 座席選び | 船の中央部 | 船の中央部 | ★★ |
| 服装 | 締め付けない | 締め付けない | ★★ |
写真撮影に適した時間帯
軍艦島の撮影には、午前と午後それぞれの特徴があります。
両方の魅力を詳しく見ていきましょう。
- 午前:順光で建物がくっきり撮影可能
- 午後:逆光で迫力ある写真に
- 夕方:ドラマチックな雰囲気を演出
午前中は光が建物に正面から当たる順光となります。
建物の細かいディテールやコントラストがはっきりと写り、鮮明な写真を撮ることができます。
特に建物の質感や歴史を感じさせる写真を撮りたい方におすすめです。
一方、午後は逆光を活かした撮影が可能。
建物のシルエットが浮かび上がり、まるで戦艦「土佐」のような独特の景観を撮影できます。
特に夕方に近づくと、日が傾いてきて軍艦島全体が美しい色に染まります。
船から撮影する場合は、進行方向の右側の席がベストポジション。
各ツアー会社は島を左右両方から周回してくれるので、どの席からでも写真が撮れるよう配慮されています。
写真の目的に応じて時間帯を選べば、より思い出に残る1枚が撮影できるでしょう。
| 撮影条件 | 午前便 | 午後便 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 光の向き | 順光 | 逆光 | 両方◎ |
| 建物の質感 | くっきり | シルエット的 | 午前◎ |
| ディテール | 細部まで鮮明 | 全体的な印象 | 午前◎ |
| 雰囲気 | 明るく爽やか | ドラマチック | 午後◎ |
| 船内の席 | 右側推奨 | 右側推奨 | 両方◎ |
軍艦島ツアーは午前と午後どっち?選び方と予約方法
各社ツアー料金の比較
軍艦島ツアーを運航している会社は主に4社あり、それぞれ料金が異なります。
各社の特徴と合わせて詳しく見ていきましょう。
- やまさ海運:4,000円~
- 高島海上交通:3,600円~
- シーマン商会:3,900円~
- 軍艦島コンシェルジュ:5,000円~
最もリーズナブルなのは高島海上交通の3,600円。
高島にも寄港するため、2つの島を一度に楽しめるのが特徴です。
やまさ海運は公式サイトからの予約で早割が使えます。
予約時期が早いほど最大20%オフになるため、計画的な予約がお得。
シーマン商会では上陸証明書がもらえ、島の石炭のお土産つき。
3,900円とリーズナブルな料金で、記念品までついてくるのが魅力です。
軍艦島コンシェルジュは5,000円と最も高額ですが、デジタルミュージアムの入場券付き。
上陸できない場合でもVRで島内を見学できるため、安心して予約できます。
いずれの会社も、上記料金に加えて端島見学施設使用料(大人310円)が必要となります。
ただし、上陸できなかった場合はこの施設使用料は返金されるので安心です。
4つの会社の特徴と違い
軍艦島ツアーを運航する4つの会社には、それぞれ特徴的なサービスがあります。
目的に合わせて選べるよう、各社の違いを見ていきましょう。
- やまさ海運:大型船で安定性抜群
- 高島海上交通:2つの島を周遊
- シーマン商会:記念品が充実
- 軍艦島コンシェルジュ:VR体験も可能
やまさ海運は軍艦島ツアーのパイオニア。
97トン級の大型船を使用しているため、船酔いが心配な方に特におすすめです。
所要時間は約2時間30分と、効率よく観光できるのも特徴です。
高島海上交通では、軍艦島に加えて高島にも寄港します。
高島では石炭資料館を見学でき、炭鉱の歴史をより深く学べるツアーとなっています。
シーマン商会は記念品が充実。
上陸証明書や島の石炭のお土産がもらえ、思い出作りにぴったり。
また、元島民のガイドが乗船することもあり、貴重な体験談を聞けるチャンスも。
軍艦島コンシェルジュは、デジタルミュージアムでのVR体験が魅力。
上陸できない場合でも、最新技術で島内の様子を体験できます。
船内も快適で、無料の麦わら帽子貸出や冷たいおしぼりのサービスも。
各社とも島の周りを左右両方から周回してくれるので、どの席からでも写真撮影が楽しめるよう工夫されています。
予約がとりやすい時期と曜日
軍艦島ツアーの予約は時期や曜日によって取りやすさが大きく変わります。
混雑を避けてスムーズに予約するコツをご紹介します。
- 平日の方が予約が取りやすい
- 午後便は比較的空きがある
- オフシーズンは予約が立てやすい
最も予約が取りにくいのは土日祝日の午前便です。
多くの観光客が午前中に軍艦島を見学し、午後は長崎市内の観光を楽しむプランを立てるためです。
一方で平日は比較的空きがあり、特に午後便は当日予約ができる可能性も。
ツアー会社のウェブサイトで空き状況をこまめにチェックすることをおすすめします。
季節で見ると、ゴールデンウィークや夏休みは非常に混雑します。
2024年は日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」の影響で、さらなる予約の集中が予想されています。
予約を確実に取るなら、2~3ヶ月前からの計画がおすすめ。
特にやまさ海運では早期予約で最大20%割引になるため、早めの予約がお得です。
また、天候不良でキャンセルが出た場合、次の便に振り替えられることもあります。
柔軟な日程で予約を入れておくと、チャンスが広がるでしょう。
当日予約の可能性と方法
事前予約ができなかった場合でも、当日予約で軍艦島ツアーに参加できる可能性があります。
キャンセル待ちを上手に活用する方法をご紹介しましょう。
- 午後便は比較的空きが出やすい
- 各社のウェブサイトで空き状況をチェック
- 複数の会社に問い合わせるのがコツ
天候による欠航や体調不良でキャンセルが発生することも多いため、当日でも席が空く可能性があります。
特に午後便は、朝一番で問い合わせれば予約できるケースも。
実際の体験談では、4社のツアー会社全てに問い合わせをして、1社から予約が取れたという報告も。
各社のウェブサイトを定期的にチェックすることで、キャンセル待ちの情報をいち早くキャッチできます。
当日予約を狙うなら、長崎滞在を2日以上確保しておくことが重要。
1日目に予約が取れなくても、2日目に再チャレンジができます。
万が一、軍艦島ツアーに参加できない場合でも、軍艦島デジタルミュージアムでVR体験を楽しむことができます。
確実に軍艦島の雰囲気を味わえる代替案として覚えておくと安心です。
上陸時の服装と持ち物
安全で快適な軍艦島ツアーを楽しむために、適切な服装と持ち物の準備が大切です。
必要なものをチェックしていきましょう。
- 運動靴やスニーカーは必須
- 日傘は使用禁止(帽子を持参)
- 雨具はレインコートを推奨
- 島内に自販機やトイレはなし
靴はスニーカーや運動靴など、滑りにくいものを選びましょう。
ハイヒールやサンダルでは上陸できません。
島内には段差や不安定な場所があるため、歩きやすい靴が必須となっています。
また、暑さ・日差し対策は万全に。
島内では日傘の使用が禁止されているため、帽子の持参がおすすめです。
軍艦島コンシェルジュでは麦わら帽子の無料貸出もあります。
必須の持ち物は以下の3点です。
・飲み物(島内に自販機なし)
・タオル(汗拭き用)
・レインコート(折りたたみ傘は危険なため)
大きな手荷物は船内に持ち込めないので、コインロッカーか宿泊先に預けましょう。
また、島内にトイレはないため、出発前に済ませておくことをお忘れなく。
ツアー所要時間の違い
軍艦島ツアーは会社によって所要時間が異なります。
観光プランを立てる際の参考になるよう、各社の時間配分を見ていきましょう。
- やまさ海運:約2時間30分
- 高島海上交通:約3時間10分
- シーマン商会:約2時間30分
- 軍艦島コンシェルジュ:約2時間45分
最も短いのはやまさ海運とシーマン商会の2時間30分。
長崎港から軍艦島までの往復と上陸見学を効率よく組み込んでいます。
午前中のツアーなら、午後から他の観光スポットも楽しめるでしょう。
高島海上交通は約3時間10分と最も長め。
これは途中で高島に寄港し、石炭資料館も見学できるためです。
炭鉱の歴史をより深く知りたい方には、この時間配分がぴったり。
各ツアーとも、島までの片道は約45分、上陸見学は約1時間が基本となっています。
ただし、波の状況や天候によって所要時間が前後する可能性もあるので、余裕を持った計画を立てることをおすすめします。
なお、上陸できない場合は周遊クルーズに変更となり、所要時間は約1時間30分に短縮されます。
軍艦島ツアーは午前と午後どっちがベスト?写真映え・上陸率・船酔いまで完全ガイド:まとめ
軍艦島ツアーは午前と午後のどっちか、という視点で選ぶなら、それぞれに特徴があります。
午前便は上陸率が80%以上と高く、風も穏やかで波も低めなため、安定して観光を楽しめます。
写真撮影の面でも、順光で建物の細部までくっきりと写すことができるメリットがあります。
一方、午後便は船酔い対策に有利です。
朝はゆっくり起きられ、食事もしっかり取れるため体調管理がしやすいのが特徴。
また、予約も比較的取りやすく、当日でも空きが出る可能性があります。
2021年4月からは波の高さ50cm以上で上陸禁止という新基準が設けられ、現在は午前・午後とも上陸率は約60%程度となっています。
万が一上陸できない場合は、周遊クルーズへの変更や、VRでの島内見学など代替プランも用意されているので安心です。


